「まだありますか?」の真実。不動産会社が教えるおとり物件の見分け方

賃貸物件を探していると、
- 「ネットで見た物件を問い合わせたら埋まっていた」
- 「来店したら別の物件を勧められた」
- 「おとり物件じゃないの?」
と思った経験はありませんか?
SNSなどでも話題になる「おとり物件」ですが、実際には誤解されているケースも少なくありません。
今回は、おとり物件の実態や見分け方について、賃貸仲介の現場目線で解説します。
そもそも「おとり物件」とは?
おとり物件とは、
実際には契約できない物件を、集客目的で掲載し続ける行為
を指します。
例えば、
- すでに成約済みなのに掲載している
- 実際には募集していない
- 存在しない条件で掲載している
といったケースです。
お客様を来店させるためだけに掲載する行為であり、法律や業界ルールでも問題視されています。
「掲載されているのに申込み済み」はおとり物件?
実はここが一番誤解されやすいポイントです。
ネットで見つけた物件が、問い合わせ時には募集が終了していた場合、
必ずしもおとり物件とは限りません。
なぜなら賃貸市場は非常に動きが早いからです。
特に繁忙期(1月~3月)は、
- 午前中に掲載
- 昼に申込み
- 夕方には募集終了
ということも珍しくありません。
物件情報サイトへの反映にはタイムラグもあるため、「掲載中 = 必ず募集中」とは限らないのです。
なぜ成約済み物件が残ってしまうのか?
① 更新タイミングの問題
SUUMOやHOME’S、アットホームなどのポータルサイトは、常にリアルタイム更新ではありません。
管理会社 → 元付会社 → 仲介会社 → ポータルサイト
という流れを経るため、情報更新に時間差が生じます。
その結果、「昨日まで募集していた物件」がサイト上に残ることがあります。
② 申込みと契約は別
賃貸では申込みが入っても契約確定とは限りません。
入居審査落ちやキャンセルもあるため、
- 募集停止
- 募集再開
が繰り返されるケースがあります。
このような事情で情報更新が追い付かない場合もあります。
本当に注意すべき「おとり物件」の特徴
以下のようなケースは少し注意が必要です。
家賃が相場より極端に安い
周辺相場が7万円なのに、
その部屋だけ5万円台。
このような物件は特に確認が必要です。
もちろん掘り出し物もありますが、
問い合わせを集めるために条件を良く見せているケースもあります。
長期間掲載され続けている
人気エリアで条件の良い物件が、
何週間も何カ月も掲載されている場合は要注意です。
本当に人気条件であれば、通常は早期に決まる可能性が高いためです。
毎回「今決まった」と言われる
別日・別担当に問い合わせても、
いつも
「ちょうど今なくなりました」
というケースが続く場合は慎重に判断しましょう。
良い不動産会社の見分け方
良い仲介会社は、
物件がなくなった場合でも、
理由を説明してくれる
例)
- 昨日申込みが入った
- 審査中で止まっている
- 退去日が延びた
など。
情報を隠さず説明してくれます。
類似物件を提案してくれる
本当にお客様の希望を考えている会社なら、
「その物件は終了しました」
で終わりません。
- 同じエリア
- 同じ家賃帯
- 似た間取り
の物件を提案してくれます。
内見前に最新状況を確認してくれる
優良な営業担当ほど、
内見直前に再確認を行います。
お客様に無駄足を踏ませないためです。
お部屋探しで失敗しないコツ
お目当ての物件を見つけたら、
できるだけ早く問い合わせることがおすすめです。
賃貸市場では
- 良い物件ほど決まるのが早い
- 後で見ようと思っている間に埋まる
- 繁忙期は数時間で申込みが入る
ことも珍しくありません。
気になる物件があれば、
まずは空室確認をしてみましょう。

まとめ
「おとり物件」という言葉を聞くと不安になるかもしれませんが、
実際には情報更新のタイムラグや申込み状況の変化によって、掲載中でも募集終了になっているケースが多くあります。
大切なのは、
✅ 物件情報だけで判断しない
✅ 問い合わせ時に最新状況を確認する
✅ 信頼できる不動産会社を選ぶ
ことです。
良いお部屋探しは、良い担当者との出会いから始まります。
気になる物件があれば、「まだありますか?」と遠慮なくお問い合わせください。
私たちも最新情報をご案内しながら、お客様にぴったりのお部屋探しをお手伝いします。

